結論:
パコVS寧波、始動―。
感想:
POINT1
パコの目に宿る漆黒の意志?これまでもジョニィ、定助、豆銑に見られた冷たい炎のゆらぎが、ジョディオより先に描かれることとなった。
POINT2
寧波のスタンドヴィジョン。亜人のような人型タイプであるが、ヴィジョン自体は動いて攻撃することはない、ドギースタイルのような「亜人(象徴)タイプ」の可能性も見受けられる。
POINT3
メリルメイ「あんたらは…金額をすでに知ってここに来ているのか?」。ジョジョっぽい交渉と虚勢が入り乱れた駆け引き。そのスキをついて現れたパコが寧波に仕掛ける!
➡今回の表紙はジョディオが両手を挙げた通称ジョディオポーズ。絵のタッチについて9部はこれまでの部におけるゴシック調、黄金期、モダンアートを経てその全てを統括しつつ、色使いについてはアメリカン・ポップアートに寄せている気がする(なんとなく)。つまり時代がジョジョに追いつき、対してジョジョは折り合いをつけるかのように現代美術の領域まで踏み込んできた、という現状なのではないか。
PS.
井浦新氏が超ジョジョファンであったとは。高橋一生露伴、楽しみだ!
2025/5/19
★関連考察リンク
➡JOJOLION 【THE ANSWER】:KARERA EFFECT
*過去主義と未来主義についての考察
➡ジョジョリオンは詰まらない エピソード4【THE QUESTION】
*視点を変えた分析と評価