追記version2.0 2025/04/23
ジョジョランズのシークエル??と捉えても良いし、どちらでも良い。そして興味深い。
見出しのとおり、今回の「動かない」はジョジョランズ考察にまで至ることに。
場所はハワイ。時は…「去年のバカンスでは泥棒に入られた」との露伴のセリフ。私の思い違いがなければ、コレはランズの後日譚で良いのか?
露伴はジョディオに「また会おう」と言っていたけれど、今回のEP12時点では再会している雰囲気はあまり感じられない。つまりランズは1年以上のスパンを経てエンディングに向かうのか。または、露伴との再会は無いことを今回で暗に示しているのか。
【※「動かない短編集」とは「動かないアンソロジー」とも呼べる。もともと初代①EP16「懺悔室(97)」は原作岸辺露伴、作画荒木飛呂彦という設定で始まっているが、その後漫画としては
②EP2「六壁坂(08)」、③「岸辺露伴ルーヴルへ行く(09)」、④「岸辺露伴グッチへ行く(11)」、⑤EP5「富豪村(12)」、⑥EP6「密漁海岸(13)」、⑦EP4「望月家のお月見(14)」、⑧EP7「月曜日 天気-雨(16)」、⑨EP8「D・N・A(17)」、⑩EP9「ザ・ラン(18)」、⑪EP10「ホットサマー・マーサ(22)」、⑫EP11「ドリッピング画法(22)」
を経て今作⑬EP12「ブルスケッタ(25)」となる(ちなみに残りのEP枠は1,3,13,14,15)。そして現在、他の作家による小説等にまで発展したが、それ故に懐の深いアンソロジーと呼べるのだと考える。】
『動かないアンソロジー』に期待されることは『ジョジョサーガ』の体系化ではなく、可能性の拡大化だ。最初から時系列や一貫性は求められてはいない。
本作は何より、石仮面を体にデザインする謎の蛾(実際に人面蛾なるモノがいるらしく驚いた)。そして進化の奇妙。
30mの崖を登ってきた新生物と呼ばれる少女。明らかにチャーミングマンのソレと、何かしら関係ありそう。
しかし今後ランズでは、8部ジョジョリオンの岩生物とか昔の石仮面の掘り下げというよりも、ジョジョ全体を通して扱ってきた岩や鉱物などとの関わりに伴う、生命の進化や起源について描くつもりなのかなぁという印象。
つまりは、EP12の岸辺露伴がランズの岸辺露伴と同一であるか否かは問題ではなく、その根底にあるテーマ「進化」については、ランズでも間違いなく言及されていくのではないだろうか。しかしながら、このタイミングで仮にランズにとって未来の話を挿入してきたのだとしたら、私が知る限りジョジョサーガのこれまでに前例はない…すごすぎる。
久々の露伴もやっぱり、めちゃくちゃ面白かった!次号のランズにも期待!
first post 2025/4/18
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*視点を変えた分析と評価
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*過去主義と未来主義についての考察
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